AliExpress(アリエクスプレス)の返送先住所はどこ?Free Returnと通常返品の違いを解説

暮らし・地域

AliExpressで商品を返品する際、「返送先住所がわからない」「どこで確認できるの?」と困っている人は多いでしょう。実は、AliExpressに共通の返送先住所は存在せず、注文ごと・出品者ごとに異なる住所に返送する必要があります。

この記事では、Free Return対象商品と通常返品での返送先住所の確認方法、具体的な返品手順、そして実際に使える英語メールテンプレートまで、返品に関するすべての情報を実例とともに詳しく解説します。

この記事でわかること
・AliExpressの返送先住所が注文ごとに異なる理由
・Free Returnと通常返品の返送先の違い
・「Return/Refund」画面での住所確認の具体的手順
・返品申請から返送完了までの実務フロー
・出品者への連絡で使える英語メールテンプレート

AliExpressの返送先住所の基本知識

まず重要な点として、AliExpressには「共通の返送先住所」は存在しません。返送先は以下の要因によって決まります。

返送先住所が決まる要因
・Free Return対象商品か通常返品か
・出品者の所在地と返品ポリシー
・商品カテゴリーと価格帯
・返品理由(不良品・自己都合など)

Free Return対象商品の返送先

Free Return対象商品の場合、日本国内の指定倉庫が返送先となります。これにより返送料が出品者負担となり、購入者は無料で返品できます。

Free Return主要返送先
・千葉倉庫:〒273-0017 千葉県船橋市西浦3-8-3(ダイオウネットワークス)
・大阪倉庫:JCL RETURN FOR CAINAO関連倉庫
・配送手配:佐川急便(4桁の返品コード付きラベル使用)
・返送料:出品者負担(プリペイド返送ラベル発行)

通常返品の返送先

Free Return対象外の商品は、出品者が指定する住所(主に中国)への返送となり、返送料は購入者負担です。

通常返品の特徴
・返送先:出品者指定住所(中国の住所が多い)
・返送料:購入者負担
・配送方法:国際郵便(EMS、国際eパケットなど)
・必須条件:追跡番号付きの発送

返送先住所の確認手順

返送先住所は「Return/Refund」画面で確認できます。AliExpressは頻繁にデザイン変更があるため、基本的な流れを理解することが重要です。

  • 注文履歴にアクセス
    AliExpressにログイン後、「My Orders」または「注文履歴」から返品したい商品を選択します。
  • 返品・返金ボタンをクリック
    商品詳細画面で「Return/Refund」「返品・返金」「Open a Dispute」のいずれかのボタンをクリックします。
  • 返品理由の選択と申請
    返品理由を選択し、証拠写真や動画がある場合は添付して申請を送信します。
  • 承認後の住所確認
    申請が承認されると、画面に返送先住所が表示されます。Free Returnの場合は同時に返送ラベルのダウンロードリンクも表示されます。
  • 住所確認時の重要注意点
    ・画面に表示された住所を一字一句正確に転記する
    ・中国語や英語表記もそのまま使用する
    ・住所の省略や意訳は絶対に行わない
    ・Free Returnの場合は必ずプリペイドラベルを使用する

    Free Return返品の詳細手順

    Free Return対象商品の返品は、以下の特別な手順で進行します。

    返品申請から承認まで

    商品受領から15日以内に返品申請を行います。Free Return対象商品は比較的承認が早く、通常1-2営業日で結果が出ます。

    返送ラベルの取得と使用

    承認後、4桁の返品コードが記載されたプリペイド返送ラベルをダウンロードできます。このラベルを商品パッケージの外側に貼り付けます。

    Free Return集荷について
    返品コード発行後、佐川急便から集荷の連絡があります。ただし連絡のタイミングは地域や時期により異なるため、2営業日経っても連絡がない場合は佐川急便に直接問い合わせることをおすすめします。

    通常返品の国際郵便での返送手順

    Free Return対象外の商品は、国際郵便を使用して中国の出品者住所に返送します。

    配送方法の選択

    国際郵便の主なオプションは以下の通りです。料金は日本郵便のWebサイトで事前に確認してください。

    配送方法 特徴 追跡 適用商品
    国際eパケット 比較的安価 あり 2kg以下の小型商品
    EMS 最も早い あり 重要な商品・高額商品
    国際小包 重量物対応 書留オプション 2kg超の商品

    伝票記入の注意点

    国際郵便の伝票記入では、以下の点に特に注意してください。

    伝票記入のポイント
    ・宛先住所は「Return/Refund」画面の表示通りに記載
    ・内容品は英語で「Returned goods」と記載
    ・価格は購入時の金額を記入
    ・追跡番号を必ず控える

    出品者への連絡で使える英語メールテンプレート

    返品前の相談や住所確認で使える実用的なメール文例をご紹介します。

    返品相談メール

    件名:Return Request for Order #[注文番号]
    
    Dear Seller,
    
    I hope this message finds you well.
    
    I would like to request a return for the following order:
    
    Order Number: [注文番号]
    Product: [商品名]
    Reason for return: [理由]
    
    The item received does not match the description/has quality issues.
    I have attached photos as evidence.
    
    Could you please confirm:
    1. Is this item eligible for Free Return service?
    2. What is the return address?
    3. What is the return procedure?
    
    I look forward to your prompt response.
    
    Best regards,
    [あなたの名前]

    返送先住所確認メール

    件名:Confirmation of Return Address - Order #[注文番号]
    
    Dear Seller,
    
    Thank you for approving my return request.
    
    I can see the return address in the Return/Refund page, but I want to confirm it is correct:
    
    [Return/Refund画面に表示された住所を記載]
    
    Please confirm this address is accurate.
    I will ship the item using trackable international shipping.
    
    When should I expect the refund after you receive the item?
    
    Thank you for your cooperation.
    
    Best regards,
    [あなたの名前]

    返送料の負担ルールと費用目安

    返送料の負担は返品タイプによって明確に分かれています。

    返品タイプ 返送料負担 配送方法 利用制限
    Free Return 出品者負担 プリペイドラベル 月3回まで
    不良品返品 出品者負担(要交渉) 国際郵便 証拠必要
    自己都合返品 購入者負担 国際郵便 出品者承認必要
    返送料を抑えるコツ
    ・商品価格と返送料を比較して返品判断する
    ・複数商品をまとめて返送する
    ・軽量な梱包材を使用する
    ・国際eパケットなど比較的安価な方法を選ぶ

    返品でよくあるトラブルと対処法

    返送先住所が表示されない

    返品申請はしたものの、住所が表示されない場合の対処方法です。

    対処手順
    1. ブラウザを更新して再度確認
    2. アプリとWebの両方で確認
    3. 申請ステータスが「承認済み」になっているか確認
    4. 出品者に直接メッセージで住所を依頼

    Free Return集荷が来ない

    4桁の返品コードを取得したのに佐川急便の集荷連絡がない場合です。

    確認方法
    ・返品コード発行から2営業日待つ
    ・佐川急便の営業所に直接電話で問い合わせ
    ・AliExpressカスタマーサービスに状況確認
    ・集荷依頼が正しく入っているか確認

    よくある質問

    AliExpressの返送先住所は毎回同じですか?

    いいえ、返送先住所は注文ごと・出品者ごとに異なります。Free Returnは日本国内の指定倉庫、通常返品は出品者の住所になるため、必ず「Return/Refund」画面で確認してください。

    返送先住所はどの画面で確認できますか?

    返品申請承認後の「Return/Refund」画面で確認できます。Free Returnの場合は返送ラベルにも住所が印字されます。住所が表示されない場合は出品者に直接問い合わせてください。

    中国への返送料はどのくらいかかりますか?

    商品の重量と配送方法によって異なります。詳細な料金は日本郵便のWebサイトで確認してください。返送料が商品価格を上回る場合は、返品を見送ることも検討しましょう。

    返送先住所を間違えて発送してしまいました

    すぐに郵便局に連絡して配送停止を依頼してください。既に発送済みの場合、誤配先から返送されるまで時間がかかり、返品期限に間に合わない可能性があります。

    Free Returnは本当に月3回まで使えますか?

    はい、AliExpressの公式規定では月3回まで利用可能とされています。ただし悪用と判断されると制限される場合があるため、本当に必要な場合のみ利用することをおすすめします。

    4桁の返品コードとは何ですか?

    Free Returnで発行される識別番号で、返送ラベルに印字されています。佐川急便の集荷時にこのコードで荷物を識別するため、ラベルの貼り付けは必須です。

    英語ができないので出品者に連絡できません

    Google翻訳などの翻訳ツールを使用すれば十分です。完璧な英語である必要はなく、内容が伝われば問題ありません。本記事のメールテンプレートもご活用ください。

    追跡番号の登録を忘れたらどうなりますか?

    返品期限内であれば後から登録可能です。ただし期限を過ぎると返金されない可能性が高いため、発送後は必ず追跡番号を登録してください。

    まとめ

    AliExpressの返送先住所は注文ごと・出品者ごとに異なり、共通の住所は存在しません。Free Return対象商品は日本国内の指定倉庫(千葉・大阪など)、通常返品は中国の出品者指定住所が返送先となります。

    返品を成功させる最も重要なポイントは、「Return/Refund」画面に表示される住所を正確に確認し、表示通りに発送することです。特にFree Returnでは4桁の返品コード付きプリペイドラベルを使用し、佐川急便の集荷を待ちます。

    返品前には商品価格と返送料を比較検討し、本当に返品が必要かどうかを慎重に判断してください。Free Returnサービスを賢く活用することで、安心してAliExpressでのショッピングを楽しむことができます。

    返品成功のための最終チェックリスト
    □ 商品がFree Return対象かどうかを事前確認
    □ 返品理由と証拠写真・動画を準備
    □ 商品受領から15日以内に返品申請を実行
    □ 「Return/Refund」画面で返送先住所を正確に確認
    □ 追跡番号付きの配送方法を選択
    □ 発送後に追跡番号をシステムに登録
    □ 出品者との連絡履歴をスクリーンショットで保存

    参考文献・引用情報