取引先との会食後、「どのようなお礼メールを送ればよいか分からない」「失礼のない文面にしたい」そんな悩みを抱えているビジネスパーソンは多いものです。
会食お礼メールは、単なる社交辞令ではありません。適切なお礼メールは、取引先との信頼関係を深め、今後のビジネス展開に影響を与える重要なコミュニケーションツールです。
この記事では、取引先への会食お礼メールの正しい書き方から、シーン別に使い分けできる実用的なテンプレートまで、ビジネスの現場ですぐに活用できる内容を分かりやすく解説します。適切なマナーを守りながら感謝の気持ちを効果的に伝え、良好なビジネス関係を築いていきましょう。
・取引先への会食お礼メールの基本マナーと書き方
・シーン別に使える実践的なテンプレート15選
・相手に好印象を与える文章テクニックとタイミング
・失敗を避け、関係性を深める具体的な方法
参考：会食お礼メールの書き方｜コピペで使えるテンプレート例文20選とビジネスマナー
参考：【失敗しない】上司への会食お礼メール書き方｜当日中？翌日？最適タイミングとマナー違反を防ぐテンプレート18選
参考：商談お礼メールの書き方｜成約率を上げる12のテンプレート例文
参考：訪問お礼メールの書き方｜24時間以内に送るべき15のテンプレート例文
参考：来社お礼メールの書き方｜コピペで使える20のテンプレート例文
参考：会食お礼メールの書き方とマナー｜コピペで使える15のテンプレート例文集
参考：【商談に繋がる】ウェビナー・セミナーお礼メールの書き方ガイド
参考：見積もりお礼メールの書き方ガイド｜例文テンプレート24選【発注者・受注者別】
参考：展示会お礼メールの書き方｜商談獲得率アップのテンプレート例文10選
参考：オンライン展示会お礼メールの書き方｜参加者・未視聴者別テンプレート集
参考：お礼メール件名の書き方完全ガイド｜状況別テンプレート50選
まず覚えたい！会食お礼メールの基本3原則
効果的な会食お礼メールを作成するために、まず押さえておくべき基本原則があります。これらを理解することで、どのような状況でも適切なお礼メールを送ることができます。
1. 迅速性：24時間以内に送信する
2. 具体性：会食での具体的な内容に触れる
3. 継続性：今後の関係継続への意欲を示す
送信タイミングの基本原則
会食お礼メールは、できるだけ早く送ることが基本です。理想は翌営業日の午前中、遅くとも会食から24時間以内に送信しましょう。
理想：翌営業日の午前中
許容範囲：会食終了から24時間以内
注意点：深夜や早朝の送信は避ける
遅れた場合：「お礼が遅くなり申し訳ございません」の一文を追加
週末の会食の場合は、月曜日の午前中に送り、「休日をはさみ、お礼が遅くなり申し訳ございません」という一文を添えると良いでしょう。
シーン別テンプレート選択ガイド
会食の状況に応じて適切なテンプレートを選択することが重要です。以下のガイドを参考に、最適なテンプレートを選んでください。
| 会食の状況 | 選択すべきテンプレート | 重要ポイント |
|---|---|---|
| 相手が支払った | テンプレート1 | ご馳走への感謝と次回の提案 |
| 自社が支払った | テンプレート2 | 時間を割いてもらったことへの感謝 |
| 初回の顔合わせ | テンプレート3 | 今後の関係構築への意欲 |
| 複数名での参加 | テンプレート4 | 全員への感謝とキーパーソンへの配慮 |
| 特別な配慮を受けた | テンプレート5～6 | 具体的な配慮内容への言及 |
実務で使える15のテンプレート例文
実際のビジネスシーンでよく遭遇する状況別に、すぐに使えるテンプレートをご紹介します。【】の部分を実際の内容に変更するだけで、適切なお礼メールが完成します。
【基本パターン】1. 相手が支払ってくれた場合
件名：昨夜のご配慮への御礼 【会社名】【部署名】 【氏名】様 平素より大変お世話になっております。 【会社名】の【氏名】です。 昨夜は過分なお心遣いをいただき、誠にありがとうございました。 【店名】の落ち着いた雰囲気の中で、【話題】について詳しくお聞かせいただき、大変勉強になりました。特に【具体的な内容】については、弊社の【関連業務】において非常に参考になるお話でした。 また、すっかりご馳走になってしまい、大変恐縮しております。次回はぜひ私どもからお招きさせていただければと存じます。 【今後のアクション】については、【期日】までに【対応内容】を進めさせていただきます。 今後ともどうぞよろしくお願いいたします。 ――――――――――――――――――――――――― 【会社名】【部署】 【氏名】 E-mail：【アドレス】 TEL：【番号】｜携帯：【番号】 ―――――――――――――――――――――――――
【基本パターン】2. 自社がお招きした場合
件名：昨夜の会食の御礼（【会社名】【氏名】） 【会社名】【部署名】 【氏名】様 平素より大変お世話になっております。 【会社名】の【氏名】です。 昨夜はお忙しい中お時間をいただき、ありがとうございました。 短い時間でしたが【話題】についてお聞かせいただき、とても有意義な時間となりました。【氏名】様の【専門分野】に関する深い知見から、多くのことを学ばせていただきました。 お話しいただいた【具体的な内容】については、弊社の【関連業務】において大変参考になる内容でした。早速【対応予定】として活用させていただきます。 また機会をいただけましたら、お食事をご一緒させていただければと思います。 引き続きよろしくお願いいたします。 ――――――――――――――――――――――――― 【会社名】【部署】 【氏名】 E-mail：【アドレス】 TEL：【番号】｜携帯：【番号】 ―――――――――――――――――――――――――
【応用パターン】3. 初回の顔合わせ会食
件名：本日は会食のお時間をありがとうございました 【会社名】【部署名】 【氏名】様 本日は会食のお時間をいただき、誠にありがとうございました。 初めてお会いさせていただきましたが、【氏名】様のお人柄と【業界・専門分野】に対する深い見識に感銘を受けました。【会話内容】についてお聞かせいただき、大変勉強になりました。 弊社の【サービス・商品】についても、ご理解いただけたようで安心しております。【氏名】様からいただいたご意見を参考に、より良いご提案ができるよう準備を進めてまいります。 【次回の予定】について、改めてご連絡させていただきます。 今後ともどうぞよろしくお願いいたします。 ――――――――――――――――――――――――― 【会社名】【部署】 【氏名】 E-mail：【アドレス】 TEL：【番号】｜携帯：【番号】 ―――――――――――――――――――――――――
【応用パターン】4. 複数名での会食
件名：昨夜の会食の御礼（ご同席の皆様へ） 【会社名】 ご同席の皆様 平素より大変お世話になっております。 【会社名】の【氏名】です。 昨夜はお忙しい中お時間をいただき、ありがとうございました。 【役職名】【氏名】様をはじめ、皆様から貴重なご意見をいただき、大変勉強になりました。特に【具体的な話題】については、弊社の【関連業務】において重要な視点として承りました。 いただいたご指摘を踏まえ、【対応内容】を【期日】までに検討し、改めてご報告させていただきます。 皆様のお忙しいスケジュールの中、貴重なお時間をいただけたことに心より感謝申し上げます。 引き続きよろしくお願いいたします。 ――――――――――――――――――――――――― 【会社名】【部署】 【氏名】 E-mail：【アドレス】 TEL：【番号】｜携帯：【番号】 ―――――――――――――――――――――――――
【特殊ケース】5. お店を紹介してもらった場合
件名：昨夜は素敵なお店にて（御礼） 【会社名】【部署名】 【氏名】様 平素より大変お世話になっております。 【会社名】の【氏名】です。 昨夜はお店選びから手配まで、お気遣いいただきありがとうございました。 【店名】の【特徴的な点】は本当に素晴らしく、【料理や雰囲気の感想】でした。おかげさまで、【話題】についても落ち着いてお話しすることができました。 素敵なお店をご紹介いただき、【氏名】様のセンスの良さに改めて感服いたします。私もぜひ大切なお客様をお連れしたいお店です。 お教えいただいた【具体的な内容】は、早速【対応】に活かしたいと思います。 改めて御礼申し上げます。 ――――――――――――――――――――――――― 【会社名】【部署】 【氏名】 E-mail：【アドレス】 TEL：【番号】｜携帯：【番号】 ―――――――――――――――――――――――――
【特殊ケース】6. 遠方からの参加者がいた場合
件名：遠路お越しいただいた御礼 【会社名】【部署名】 【氏名】様 平素より大変お世話になっております。 【会社名】の【氏名】です。 昨夜は【地名】から遠路はるばるお越しいただき、長時間にわたってお時間をいただき、誠にありがとうございました。 【氏名】様の【地域名】での事業展開のお話は大変興味深く、弊社の今後の戦略に大いに参考になりました。特に【地域特性・市場環境・競合状況】については、本社にいては知り得ない貴重な情報をいただき、心より感謝申し上げます。 貴重なお時間を割いてお越しいただいたにも関わらず、十分なおもてなしができず申し訳ございませんでした。 今回いただきましたご縁を大切にし、今後ともどうぞよろしくお願いいたします。 ――――――――――――――――――――――――― 【会社名】【部署】 【氏名】 E-mail：【アドレス】 TEL：【番号】｜携帯：【番号】 ―――――――――――――――――――――――――
【ビジネス重視】7. 決定事項を整理する場合
件名：昨夜の会食の御礼（決定事項の共有） 【会社名】【部署名】 【氏名】様 平素より大変お世話になっております。 【会社名】の【氏名】です。 昨夜はお忙しい中お時間をいただき、ありがとうございました。 お話しした内容を整理し、決定事項を共有いたします。 【決定事項・合意内容】 1）【項目1】：【内容】 2）【項目2】：【内容・担当者・期限】 3）【次回の予定】：【日時・場所・議題】 内容に相違がございましたらお知らせください。 【今後のスケジュール】 【期日】：【対応内容1】 【期日】：【対応内容2】 引き続きよろしくお願いいたします。 ――――――――――――――――――――――――― 【会社名】【部署】 【氏名】 E-mail：【アドレス】 TEL：【番号】｜携帯：【番号】 ―――――――――――――――――――――――――
【関係維持型】8. 定期的な情報交換会食
件名：昨夜の情報交換の御礼 【会社名】【部署名】 【氏名】様 平素より大変お世話になっております。 【会社名】の【氏名】です。 昨夜は有益な情報交換の場をありがとうございました。 【テーマ】について、【相手から得た情報】は弊社にとって非常に参考になる内容でした。特に【具体的な点】については、早速社内で検討を進めたいと思います。 こちらからお話しした【自社の状況】についても、【期日】までに詳細を整理してお知らせいたします。 【氏名】様との定期的な情報交換は、弊社にとって貴重な機会です。引き続きよろしくお願いいたします。 ――――――――――――――――――――――――― 【会社名】【部署】 【氏名】 E-mail：【アドレス】 TEL：【番号】｜携帯：【番号】 ―――――――――――――――――――――――――
【関係維持型】9. 久しぶりの会食
件名：昨夜は久しぶりにお会いできて 【会社名】【部署名】 【氏名】様 平素より大変お世話になっております。 【会社名】の【氏名】です。 昨夜は久しぶりにお会いでき、とても嬉しい時間でした。 【氏名】様の【近況や変化】をお聞きし、ますますご活躍されている様子に刺激を受けました。【具体的な話題】についてのお話は、大変興味深く拝聴いたしました。 弊社の【近況報告】についてもお聞きいただき、ありがとうございました。【今後の展望】について、また機会があればご相談させていただければと思います。 お忙しい中お時間をいただき、ありがとうございました。 ――――――――――――――――――――――――― 【会社名】【部署】 【氏名】 E-mail：【アドレス】 TEL：【番号】｜携帯：【番号】 ―――――――――――――――――――――――――
【配慮重視】10. 相手の上司同席時
件名：昨夜の会食の御礼 【会社名】 【役職】【上司氏名】様 【役職】【担当者氏名】様 平素より大変お世話になっております。 【会社名】の【氏名】です。 昨夜は会食のお時間をいただき、誠にありがとうございました。 【上司氏名】様からは【具体的な内容】について貴重なご意見をいただき、【担当者氏名】様には【具体的な配慮内容】など細やかなお心遣いをいただき、恐縮しております。 お聞かせいただいた【話し合った内容】について、今後【対応予定】として活かしてまいります。 お二方にお時間をいただけたことを心より感謝申し上げます。 引き続きよろしくお願いいたします。 ――――――――――――――――――――――――― 【会社名】【部署】 【氏名】 E-mail：【アドレス】 TEL：【番号】｜携帯：【番号】 ―――――――――――――――――――――――――
【実務重視】11. 費用清算がある場合
件名：昨夜の会食の御礼（清算について） 【会社名】【部署名】 【氏名】様 平素より大変お世話になっております。 【会社名】の【氏名】です。 昨夜はありがとうございました。 【会食の感想や話し合った内容】 なお、お会計の件につきましては、【清算方法】でお支払いさせていただきます。【具体的な金額や方法】で手配いたしますが、ご不明な点がございましたらお知らせください。 改めて、有意義なお時間をいただき、ありがとうございました。 ――――――――――――――――――――――――― 【会社名】【部署】 【氏名】 E-mail：【アドレス】 TEL：【番号】｜携帯：【番号】 ―――――――――――――――――――――――――
【簡潔版】12. 当日中に送る速報版
件名：会食の御礼（まずは御礼まで） 【会社名】【部署名】 【氏名】様 平素より大変お世話になっております。 【会社名】の【氏名】です。 本日は会食のお時間をありがとうございました。 【簡潔な感想】で、とても有意義な時間でした。 詳細は改めてご連絡いたしますが、まずは御礼まで申し上げます。 ――――――――――――――――――――――――― 【会社名】【部署】 【氏名】 E-mail：【アドレス】 TEL：【番号】｜携帯：【番号】 ―――――――――――――――――――――――――
【感謝重視】13. 特別な配慮をいただいた場合
件名：昨夜の格別なご配慮への御礼 【会社名】【部署名】 【氏名】様 平素より大変お世話になっております。 【会社名】の【氏名】です。 昨夜は格別なご配慮をいただき、心より感謝申し上げます。 【具体的な配慮内容】につきまして、【氏名】様のお心遣いに深く感動いたしました。おかげさまで、【結果や効果】となり、大変有意義な時間を過ごすことができました。 【氏名】様のご厚情に報いるべく、【今後の取り組み】として精進してまいります。 このようなご配慮をいただけたことを、心より感謝申し上げます。 ――――――――――――――――――――――――― 【会社名】【部署】 【氏名】 E-mail：【アドレス】 TEL：【番号】｜携帯：【番号】 ―――――――――――――――――――――――――
【新規開拓】14. 新規開拓先との初回会食
件名：本日は貴重なお時間をありがとうございました 【会社名】【部署名】 【氏名】様 本日は貴重なお時間をいただき、誠にありがとうございました。 【氏名】様の【業界・専門分野】に対する深い見識と、【具体的な話題】についてのお話は、弊社にとって大変参考になる内容でした。 貴社の【事業内容や方針】についてもお聞かせいただき、弊社がお役に立てる可能性を感じております。 改めて詳しい資料をご準備し、【期日】までにお送りさせていただきます。 今後ともお付き合いのほど、よろしくお願いいたします。 ――――――――――――――――――――――――― 【会社名】【部署】 【氏名】 E-mail：【アドレス】 TEL：【番号】｜携帯：【番号】 ―――――――――――――――――――――――――
【お詫び重視】15. 会食中に失礼があった場合
件名：昨夜の件につきまして（お詫びとお礼） 【会社名】【部署名】 【氏名】様 平素より大変お世話になっております。 【会社名】の【氏名】です。 昨夜はお時間をいただき、ありがとうございました。 【具体的な失礼内容】につきまして、不適切な対応をしてしまい、申し訳ございませんでした。【氏名】様にご迷惑をおかけし、深くお詫び申し上げます。 今後このようなことがないよう、十分に注意いたします。 それにもかかわらず、【話題】について有益なお話をお聞かせいただき、感謝しております。 改めて、ご容赦のほどよろしくお願いいたします。 ――――――――――――――――――――――――― 【会社名】【部署】 【氏名】 E-mail：【アドレス】 TEL：【番号】｜携帯：【番号】 ―――――――――――――――――――――――――
失敗しないための注意点と対処法
会食お礼メール作成時によくある失敗とその対処法について解説します。これらを理解することで、トラブルを未然に防ぎ、より効果的なお礼メールを送ることができます。
よくある失敗パターンと対策
| 失敗パターン | 具体例 | 対策 | フォロー方法 |
|---|---|---|---|
| 送信忘れ | 会食から1週間経過 | 会食当日にスケジュール登録 | 遅れたお詫びと簡潔なお礼メール |
| 宛先間違い | CC/BCCの設定ミス | 送信前の宛先確認 | 即座に訂正メールと謝罪 |
| 内容の間違い | 他社の情報を記載 | テンプレート使用時の内容確認 | 訂正メールと謝罪 |
| 敬語の誤用 | 社外に「お疲れさま」 | 敬語チェックリストの活用 | 適切な表現での再送 |
緊急時の対処法
お礼メール送信後にミスに気づいた場合の対処方法をご紹介します。迅速で適切な対応により、関係の悪化を防ぐことができます。
1. 即座に状況確認：どの程度の影響があるかを判断
2. 必要に応じて電話連絡：重大なミスの場合は電話でお詫び
3. 訂正メール送信：正しい内容での再送
4. 再発防止策の実施：チェック体制の見直し
効果的な表現技法とNG表現
会食お礼メールでは、相手に失礼のない適切な敬語を使用することが重要です。カジュアルすぎる表現や過度にかしこまった表現は避け、ビジネスシーンに適した丁寧で親しみやすい文章を心がけましょう。
| NG表現（不適切） | OK表現（推奨） | 改善理由 |
|---|---|---|
| 飲み会の件 | 会食の御礼 | 社外には「会食」「お食事会」が適切 |
| 昨日はごちそうさま！ | 昨夜のご配慮への御礼 | カジュアルすぎず、適度な敬語で表現 |
| 取り急ぎ御礼まで | まずは御礼まで申し上げます | 「とりあえず」の印象を避ける |
| 勉強になりました | 【具体的な内容】について大変参考になりました | 具体性を持たせて印象を強める |
| お疲れさまでした | お忙しい中お時間をいただき | 社外には「お疲れさま」は不適切 |
テンプレートのカスタマイズ方法
テンプレートを実際に使用する際には、相手の状況や関係性に応じて適切にカスタマイズすることが重要です。以下のポイントを参考に、効果的なお礼メールを作成しましょう。
【】部分に入れる内容の具体例
| 項目 | 記入例 | 注意点 |
|---|---|---|
| 【会社名】 | 株式会社○○、○○株式会社 | 正式名称で記載、略称は避ける |
| 【部署名】 | 営業部、マーケティング部 | 不明な場合は省略可 |
| 【店名】 | ○○（丸の内店）、日本料理○○ | 相手が選んだ場合は必ず言及 |
| 【話題】 | 新製品開発、市場動向、業界の将来性 | 具体的で印象に残った内容を選択 |
| 【期日】 | 9月15日（火）まで、来週末まで | 曜日も併記すると親切 |
| 【対応内容】 | 提案書の作成、資料の準備、検討結果の報告 | 具体的で実行可能な内容 |
よくある質問
会食お礼メールで「ごちそうさまでした」は使ってもよいですか？
社外の重要な取引先には少しカジュアルな印象を与える可能性があります。「ご配慮いただきありがとうございました」「過分なお心遣いをいただき」などの表現がビジネスシーンではより適切です。親しい関係であれば「ごちそうさまでした」も問題ありませんが、相手との関係性を考慮して選択しましょう。
会食お礼メールはいつまでに送ればよいですか？
理想的には翌営業日の午前中、遅くとも24時間以内に送りましょう。週末の会食の場合は月曜日の午前中に送り、「休日をはさみ、お礼が遅くなり申し訳ございません」という一文を添えると良いでしょう。早すぎる送信（深夜や早朝）は相手の迷惑になるので避けてください。
複数人での会食の場合、全員にお礼メールを送るべきですか？
参加者全員に送るのが基本ですが、効率を考慮してキーパーソンにまとめて送る方法もあります。その場合は「ご同席の皆様」という宛名にし、個別に言及すべき相手がいれば文中で名前を挙げて感謝を表現しましょう。重要度の高い相手には個別メールを送ることをお勧めします。
会食でほとんど話ができなかった場合でも、お礼メールは必要ですか？
はい、時間を割いていただいたことへの感謝として、お礼メールは送るべきです。「短いお時間でしたが」「十分にお話しできませんでしたが」など、状況に応じた表現を使い、次回への期待を込めた内容にしましょう。むしろこのような場合こそ、お礼メールで印象を向上させるチャンスです。
お礼メールに対して返信が来ない場合、再度連絡すべきですか？
お礼メールは基本的に返信を求めるものではないので、返信がなくても問題ありません。ビジネス上の重要な事項がある場合は、適当な期間をおいてから別件として改めて連絡を取りましょう。お礼メールの確認を求める連絡は相手に負担をかけるので避けてください。
社内の上司との会食でもお礼メールは必要ですか？
社内でも、特別に時間を割ってもらった場合やご馳走になった場合は、お礼メールを送ることが望ましいです。ただし、日常的な食事や気軽な関係の場合は、翌日の挨拶や口頭でのお礼でも十分です。社内の慣習や相手との関係性を考慮して判断しましょう。
会食お礼メールの適切な長さはどの程度ですか？
A4用紙の半分程度（300～500文字）を目安にします。長すぎると相手の負担になり、短すぎると感謝の気持ちが伝わりにくくなります。要点を絞りつつ、心のこもった内容にまとめることが重要です。スマートフォンでの閲覧も考慮し、短い段落と適切な改行を心がけてください。
メール以外の手段（電話・手紙）も使うべきでしょうか？
基本はメールで十分ですが、重要な会食や決裁者との会食の場合は、メール送信後に電話で一言お礼を伝えることも効果的です。手紙は特別な場合（大型案件成約時など）に限定し、日常的な会食では負担になる可能性があります。相手の好みや関係性を考慮して選択しましょう。
まとめ
取引先への会食お礼メールは、ビジネス関係を維持・発展させるための重要なコミュニケーションツールです。適切なタイミングで、相手の立場を考慮した心のこもったメールを送ることで、ビジネスパーソンとしての評価向上につながります。
・24時間以内にお礼メールを送信している
・件名で内容と差出人が明確にわかる
・相手への感謝が具体的に表現されている
・会食での話題や印象に触れている
・今後の関係継続への意思が示されている
・適切な敬語と丁寧な表現を使用している
・相手の立場を考慮した内容になっている
・個別性があり心のこもった文章である
この記事で紹介した15のテンプレートを参考に、状況に応じて最適なお礼メールを作成してください。丁寧なお礼メールは、あなたのビジネスパーソンとしての品格を示し、取引先との信頼関係を深める重要な手段となります。