社外会議の日程変更メール書き方|失礼にならない例文15選とマナー完全版

ビジネス連絡

取引先との重要な打ち合わせで急な日程変更が必要になったとき、どのように対応していますか。「リスケお願いします」と軽く連絡していませんか。

実は、この「リスケ」という表現が、知らず知らずのうちに相手に失礼な印象を与えている可能性があります。社外相手の会議日程変更は、書き方次第で今後のビジネス関係が大きく左右される重要なコミュニケーションです。

本記事では、社外への会議リスケメールで守るべきマナーから、そのまま使える実践的なテンプレートまで、プロフェッショナルな日程変更の進め方をお伝えします。

この記事で身につけられること
・「リスケ」が社外でNGな理由と正しい表現方法
・信頼関係を損なわない会議日程変更の5つの鉄則
・状況別に使い分けできる15パターンのメールテンプレート
・緊急時の対応手順と連絡方法
・相手に応じた敬語レベルの使い分け方

なぜ社外で「リスケ」を使ってはいけないのか

社外の相手に対して「リスケ」という表現は避けるべきです。「リスケ」はリスケジュールの略語で、主に「日程変更」という意味で使われます。ただし、業界によって意味が異なったり、若者言葉と誤解されたりするため、ビジネスで使用する際は注意が必要です。

特に重要な取引先や目上の方に対して使用すると、カジュアルな印象を与える可能性があります。

社外で避けるべき表現と適切な言い回し

NG表現と適切な表現の例
NG「会議をリスケしてください」
OK「会議の日程変更をお願いできないでしょうか」

NG「リスケの件でご連絡しました」
OK「日程調整の件でご連絡いたしました」

NG「リスケ可能でしょうか」
OK「スケジュールの調整は可能でしょうか」

一方で、社内の同僚や部下との連絡では「リスケ」を使用しても問題ありません。重要なのは、相手との関係性に応じて適切な表現を選択することです。

社外会議の日程変更で守るべき5つの鉄則

社外相手の会議日程変更では、以下の5つの原則を守ることで、相手との信頼関係を維持しながらスムーズな調整が実現できます。

  1. 変更が判明したら速やかに連絡する
    日程変更が必要になった場合は、すぐに先方に連絡する必要があります。これは、相手が社内の人であっても社外の人であっても同様で、基本的なビジネスマナーです。遅れるほど相手のスケジュール調整が困難になり、印象も悪化します。
  2. 電話とメールを状況に応じて使い分ける
    自身の体調不良や急用のため、当日や前日など予定の直前にスケジュールの調整をお願いする場合は、メールではなく電話で伝えるのが適切です。1週間前であればメールのみでも構いませんが、重要な会議の場合は電話で一報を入れることが推奨されます。
  3. 冒頭で心からの謝罪を表現する
    日程の変更をお願いする際は、たとえ自分のせいでなくても「大変申し訳ございません」など、必ず本文に謝罪を含めましょう。理由が何であれ、相手の貴重な時間に影響を与える以上、謝罪から始めることが重要です。
  4. 2〜3つの具体的な候補日時を提示する
    日程変更をお願いする際は、元々の予定とできるだけ近い日程で3つほど候補日を提案するようにしてください。相手の選択肢を確保するため、複数の候補を用意します。日時だけでなく、会議の所要時間も明記することで、相手が判断しやすくなります。
  5. 変更理由は簡潔かつ適切に説明する
    日程変更を依頼する場合、なぜ変更しなければならない理由の説明がなくては相手も納得できないため、必ず理由を伝えましょう。「急な出張」「社内の緊急対応」など、相手が納得できる範囲で理由を述べます。詳細すぎる内部事情の説明は避け、簡潔に留めることが重要です。

すぐ使える基本テンプレート|コピペ対応

最もよく使用される基本的な日程変更メールのテンプレートをご紹介します。【会社名】【部署名】【氏名】【日程】【理由】などの項目を実際の情報に置き換えてご利用ください。

基本的な日程変更依頼(最重要)

件名:【日程変更のお願い】【会議名】について

【会社名】【部署名】
【氏名】様

いつもお世話になっております。
【自社名】【部署名】の【自分の氏名】と申します。

誠に恐縮でございますが、【元の日程】に
予定しております【会議名】につきまして、
日程変更のお願いがございます。

【変更理由(急な社内会議が重複したため等)】、
大変申し訳ございませんが、下記候補日程で
再調整をお願いできればと存じます。

■候補日程(所要時間:【時間】)
・【候補日1】
・【候補日2】
・【候補日3】

お忙しい中恐縮でございますが、
上記からご都合の良い日時をお選びいただけますでしょうか。

もし上記でご都合がつきませんようでしたら、
お手数ですが別の候補日をお教えいただければ幸いです。

急なお願いで誠に申し訳ございません。
何卒よろしくお願い申し上げます。

—-------
【会社名】【部署】
【氏名】 
E-mail:【アドレス】
TEL:【番号】|携帯:【番号】
—-------

当日・緊急時の変更依頼

件名:【緊急】本日の【会議名】時間変更のお願い

【会社名】【部署名】
【氏名】様

いつもお世話になっております。
【自社名】の【自分の氏名】です。

先ほどお電話でもご連絡いたしましたが、
本日【元の時間】の【会議名】につきまして、
【開始時刻/日程】の変更をお願いいたします。

■変更内容
変更前:本日【元の日時】
変更後:【新しい日時】
場所:【変更の有無】

【緊急理由】が発生し、
【元の時間】からの参加が困難となってしまいました。

直前の変更で大変ご迷惑をおかけいたしますが、
【新しい時間】からの開始でご都合はいかがでしょうか。

お忙しい中急なお願いで恐縮ですが、
何卒ご理解のほどお願い申し上げます。

—-------
【会社名】【部署】
【氏名】 
E-mail:【アドレス】
TEL:【番号】|携帯:【番号】
—-------

状況別メールテンプレート13選

特定の状況に応じたメールテンプレートをご紹介します。状況に合わせて適切なテンプレートを選択してください。

1. オンライン会議への形式変更

件名:【対面→オンライン】【会議名】実施形式変更のお知らせ

【会社名】【部署名】
【氏名】様

いつもお世話になっております。
【自社名】の【自分の氏名】です。

【日程】予定の【会議名】につきましてご連絡いたします。

【変更理由】により、
予定通りの訪問が困難な状況となったため、
同日同時刻でのオンライン会議への変更を
お願いできればと存じます。

■変更内容
日時:【日時】(変更なし)
形式:対面会議 → オンライン会議
ツール:【Zoom/Teams等】(URLは開始10分前にお送りします)

急な変更で大変ご迷惑をおかけいたしますが、
オンラインでの実施でよろしいでしょうか。

何卒ご理解のほどお願い申し上げます。

—-------
【会社名】【部署】
【氏名】 
E-mail:【アドレス】
TEL:【番号】|携帯:【番号】
—-------

2. 体調不良による延期依頼

件名:【体調不良につき】【会議名】延期のお願い

【会社名】【部署名】
【氏名】様

いつもお世話になっております。
【自社名】の【自分の氏名】です。

誠に申し訳ございません。
【日程】予定の【会議名】ですが、
急な体調不良により参加が困難となりました。

つきましては、下記日程での延期を
お願いできればと存じます。

■延期候補日程
・【候補日1】
・【候補日2】
・【候補日3】

急なお申し出で大変恐縮でございますが、
上記からご都合の良い日時を
お教えいただけますでしょうか。

体調管理が不十分で申し訳ございません。
何卒ご理解のほどお願い申し上げます。

—-------
【会社名】【部署】
【氏名】 
E-mail:【アドレス】
TEL:【番号】|携帯:【番号】
—-------

3. 出張都合による日程変更

件名:【出張都合により】【会議名】日程変更のお願い

【会社名】【部署名】
【氏名】様

いつもお世話になっております。
【自社名】の【自分の氏名】です。

【日程】に予定しております
【会議名】につきまして、ご相談がございます。

急な出張が決定したため、
予定通りお伺いすることが困難となりました。
誠に申し訳ございません。

つきましては、下記日程での変更を
お願いできればと存じます。

■候補日程
・【候補日1】
・【候補日2】
・【候補日3】

こちらの都合で大変恐縮でございますが、
ご検討いただけますでしょうか。

ご迷惑をおかけして誠に申し訳ございません。
何卒よろしくお願い申し上げます。

—-------
【会社名】【部署】
【氏名】 
E-mail:【アドレス】
TEL:【番号】|携帯:【番号】
—-------

4. 複数名参加会議の調整

件名:【関係者調整】【会議名】日程変更について

関係者各位

いつもお世話になっております。
【自社名】の【自分の氏名】です。

【日程】予定の【会議名】について、
参加予定者の一部にスケジュール調整が生じたため、
全体の日程を見直させていただきたく存じます。

■新しい候補日程
・【候補日1】(【場所/形式】)
・【候補日2】(【場所/形式】)
・【候補日3】(【場所/形式】)

お忙しい中恐縮でございますが、
【回答期限】までに
ご都合をお聞かせいただけますでしょうか。

多数の方にご迷惑をおかけして申し訳ございません。
調整が完了次第、改めてカレンダー招待を
お送りいたします。

何卒よろしくお願い申し上げます。

—-------
【会社名】【部署】
【氏名】 
E-mail:【アドレス】
TEL:【番号】|携帯:【番号】
—-------

5. 資料準備の遅れによる延期

件名:【資料準備のため】【会議名】日程変更のお願い

【会社名】【部署名】
【氏名】様

いつもお世話になっております。
【自社名】の【自分の氏名】です。

【予定日】の【会議名】につきまして、
準備状況をご報告させていただきます。

資料の最終調整に予想以上の時間を要し、
十分な準備ができていない状況です。
大変申し訳ございません。

より良い【プレゼンテーション/提案】をお届けするため、
下記日程での延期をお願いできればと存じます。

■延期候補日程
・【候補日1】
・【候補日2】
・【候補日3】

準備不足で誠に申し訳ございません。
ご検討のほどよろしくお願い申し上げます。

—-------
【会社名】【部署】
【氏名】 
E-mail:【アドレス】
TEL:【番号】|携帯:【番号】
—-------

6. 天候を理由とした安全配慮

件名:【天候考慮】【会議名】延期のお知らせ

【会社名】【部署名】
【氏名】様

いつもお世話になっております。
【自社名】の【自分の氏名】です。

【予定日】の【会議名】について、
【天候状況】に伴う安全面を考慮し、
延期のご提案をさせていただきます。

交通機関の運休や道路状況の悪化が
予想されるため、皆様の安全を第一に
下記日程での開催はいかがでしょうか。

■延期候補日程
・【候補日1】(対面開催)
・【候補日2】(オンライン開催)
・【候補日3】(対面開催)

急な提案で恐縮でございますが、
ご都合をお聞かせいただけますでしょうか。

安全を最優先に考慮してのご提案です。
何卒ご理解のほどお願い申し上げます。

—-------
【会社名】【部署】
【氏名】 
E-mail:【アドレス】
TEL:【番号】|携帯:【番号】
—-------

7. 時間短縮での実施提案

件名:【時間短縮提案】【会議名】(【元の時間】→【短縮時間】)での実施

【会社名】【部署名】
【氏名】様

いつもお世話になっております。
【自社名】の【自分の氏名】です。

【日程】の【会議名】につきまして、
お時間の調整をご相談させてください。

【理由】のため、
予定の【元の時間】から【短縮時間】に短縮し、
重要なポイントに絞った【会議内容】を
ご提案させていただきます。

■短縮案の候補
・【日程】【時間1】(【短縮時間】)
・【日程】【時間2】(【短縮時間】)
・【別日】(【元の時間】確保)

要点を整理して効率的に進行いたしますが、
お時間の都合がつかない場合は
別日での調整も承ります。

急なご提案で恐縮でございますが、
ご検討いただけますでしょうか。

—-------
【会社名】【部署】
【氏名】 
E-mail:【アドレス】
TEL:【番号】|携帯:【番号】
—-------

8. 重要案件での深いお詫びメール

件名:【深くお詫び】【会議名】日程変更につきまして

【会社名】【部署名】
【氏名】様

いつもお世話になっております。
【自社名】の【自分の氏名】です。

【会議名】の日程につきまして、
心よりお詫び申し上げます。

弊社の【理由】により、
予定通りの開催が困難となってしまいました。
貴重なお時間を調整いただいていたにも関わらず、
誠に申し訳ございません。

改めて下記日程でのご調整を
お願いできればと存じます。

■候補日程
・【候補日1】
・【候補日2】
・【候補日3】

この度は多大なご迷惑をおかけし、
深くお詫び申し上げます。

今後このようなことがないよう
十分注意してまいります。

何卒ご容赦のほどお願い申し上げます。

—-------
【会社名】【部署】
【氏名】 
E-mail:【アドレス】
TEL:【番号】|携帯:【番号】
—-------

9. 相手の都合を優先する調整

件名:【お願い】【会議名】日程調整のご相談

【会社名】【部署名】
【氏名】様

いつもお世話になっております。
【自社名】の【自分の氏名】です。

【会議名】の件でご相談がございます。

弊社の事情により日程調整が必要となり、
誠に申し訳ございませんが、
お時間を改めて頂戴できればと存じます。

つきましては、【期間】で
ご都合の良い日時を
2〜3候補お教えいただけますでしょうか。

こちらは比較的調整が利きますので、
まずは貴社のご予定を優先させてください。

勝手なお願いで恐縮でございますが、
何卒よろしくお願い申し上げます。

—-------
【会社名】【部署】
【氏名】 
E-mail:【アドレス】
TEL:【番号】|携帯:【番号】
—-------

10. 会場都合による実施場所変更

件名:【会場都合により】【会議名】開催場所変更のお知らせ

【会社名】【部署名】
【氏名】様

いつもお世話になっております。
【自社名】の【自分の氏名】です。

【日程】開催予定の【会議名】につきまして、
急遽お知らせがございます。

予定しておりました会場に【理由】が発生し、
下記会場への変更をお願いいたします。

■変更内容
日時:【日時】(変更なし)
旧会場:【元の会場名】
新会場:【新しい会場名】

【アクセス方法の説明】

当日ご案内スタッフを配置いたしますので、
ご不明な点がございましたらお声がけください。

急な変更で恐縮でございますが、
何卒よろしくお願い申し上げます。

—-------
【会社名】【部署】
【氏名】 
E-mail:【アドレス】
TEL:【番号】|携帯:【番号】
—-------

11. 電話が繋がらなかった場合の連絡

件名:【緊急連絡】【会議名】日程変更のご相談(先ほどお電話いたしました)

【会社名】【部署名】
【氏名】様

いつもお世話になっております。
【自社名】の【自分の氏名】です。

先ほど(【時刻】頃)お電話でご連絡いたしましたが、
ご不在でしたので、メールにて失礼いたします。

【予定日時】の【会議名】ですが、
【理由】が発生し、
日程変更をお願いしたく存じます。

■変更候補日程
・【候補日1】
・【候補日2】
・【候補日3】

直前の変更で大変恐縮でございますが、
ご検討いただけますでしょうか。

【再電話予定時刻】頃に再度お電話させていただきます。

急なご連絡で申し訳ございません。
何卒よろしくお願い申し上げます。

—-------
【会社名】【部署】
【氏名】 
E-mail:【アドレス】
TEL:【番号】|携帯:【番号】
—-------

12. 社内都合による急遽変更

件名:【社内都合により】【会議名】日程変更について

【会社名】【部署名】
【氏名】様

いつもお世話になっております。
【自社名】の【自分の氏名】です。

【日程】に予定しております【会議名】ですが、
社内の緊急事態が発生し、
やむを得ず日程変更をお願いすることとなりました。

■変更候補日程
・【候補日1】
・【候補日2】
・【候補日3】

急なご連絡で大変申し訳ございませんが、
上記のいずれかでご都合はいかがでしょうか。

ご迷惑をおかけして誠に申し訳ございません。
何卒よろしくお願い申し上げます。

—-------
【会社名】【部署】
【氏名】 
E-mail:【アドレス】
TEL:【番号】|携帯:【番号】
—-------

13. 最終確認メール

件名:【ご確認】【会議名】新日程の最終調整

【会社名】【部署名】
【氏名】様

いつもお世話になっております。
【自社名】の【自分の氏名】です。

【会議名】の日程変更につきまして、
最終確認をお願いいたします。

■確定予定
日時:【確定日時】
場所:【場所】
参加者:【変更の有無】

上記内容でお間違いございませんでしょうか。

確定いたしましたら、
カレンダー招待を更新し、
関係者の皆様にお送りいたします。

何度も調整をお願いして申し訳ございませんでした。
ご協力いただき誠にありがとうございます。

—-------
【会社名】【部署】
【氏名】 
E-mail:【アドレス】
TEL:【番号】|携帯:【番号】
—-------

緊急時の対応手順とタイミング別連絡マナー

会議の直前に日程変更が必要になった場合、通常とは異なる対応が必要です。以下の手順に従って、相手への配慮を最大限に示しましょう。

緊急時の4ステップ対応法
ステップ1: 判明と同時に電話で即座に連絡
ステップ2: 電話で状況説明と謝罪を行い了解を得る
ステップ3: メールで詳細と今後の予定を文書化
ステップ4: 必要に応じて改めてお詫びの連絡

タイミング別の最適な連絡方法

変更のタイミング 推奨連絡方法 対応の流れ 特に注意すべき点
1週間以上前 メール中心 メール送信→返信確認 丁寧な謝罪と複数候補の提示
2〜3日前 メール+確認電話 メール送信→電話で確認 メール到達の確実な確認
前日 電話→メール 電話で概要説明→メールで詳細 電話での事前了解が推奨
当日 電話が必要 緊急電話→メール→追加お詫び 複数手段で確実な連絡

失敗を防ぐ|よくあるNG表現と改善例

社外相手のメールでは、些細な表現の違いが相手に与える印象を大きく左右します。以下の表現集を参考に、相手に敬意を示す適切な言葉選びを心がけましょう。

NG表現 改善表現 なぜNGなのか
「リスケお願いします」 「日程変更をお願いいたします」 略語は社外では失礼にあたる場合がある
「都合が悪くなりました」 「やむを得ない事情が生じました」 責任感が感じられない表現
「変更してください」 「変更をお願いできればと存じます」 命令調で敬意に欠ける
「すみません」 「申し訳ございません」 カジュアルすぎる謝罪表現
「急に入った」 「急遽発生いたしました」 口語的でビジネス文書に不適切
「時間がない」 「お時間の調整が困難となり」 配慮に欠ける直接的な表現

送信前の必須チェックリスト

メール送信前に以下の項目を確認することで、相手に不快な印象を与えるリスクを軽減できます。

メール送信前の必須確認項目
□ 件名に【日程変更】と具体的な会議名を明記
□ 冒頭で謝罪を表現
□ 変更理由を簡潔かつ適切に説明
□ 2〜3つの具体的候補日程を記載
□ 会議の所要時間と実施形式を明記
□ 相手に配慮した丁寧な依頼文
□ 署名に必要な連絡先を完備

よくある質問

「リスケ」という言葉は社外では使ってはいけませんか?

社外の相手には「リスケ」という表現は避けることをお勧めします。この言葉は「リスケジュール」の略語でカジュアルな印象を与える可能性があるため、特に重要な取引先や目上の方に対しては失礼にあたる場合があります。「日程変更」「スケジュール調整」「予定の変更」などの正式な表現を使用しましょう。

当日の会議変更はメールだけでも大丈夫ですか?

当日の変更は電話で事前連絡することが推奨されます。メールだけでは相手が確認できず、会議室で無駄に待機させてしまう可能性があります。まず電話で状況を説明して了解を得た後、詳細をメールで送るという手順が適切です。

変更理由はどの程度詳しく説明すべきですか?

理由は簡潔で相手が納得できる程度に留めましょう。「急な社内会議が重複したため」「緊急対応が発生したため」など、相手が理解できる範囲での説明で十分です。詳細な内部事情の説明は避け、プライバシーに配慮した表現を心がけてください。

候補日程はいくつ提示すれば良いですか?

2〜3つの候補を提示するのが適切です。1つだけでは相手の都合に合わない可能性が高く、4つ以上だと選択に迷わせてしまいます。日時だけでなく、曜日、時間帯、所要時間も含めて明確に記載してください。

複数回の日程変更をお願いすることになった場合はどうすれば良いですか?

2回目以降の変更は特に慎重に対応してください。可能であれば電話で直接お詫びし、今後は確実に参加できる日程のみを提案しましょう。頻繁な変更は信頼関係に影響を与える可能性があるため、社内でのスケジュール管理体制を見直すことも重要です。

オンライン会議に変更する場合の注意点は?

使用するツール、接続URL、入室方法を明確に記載してください。対面からオンラインへの変更は混乱しやすいため、カレンダー招待の更新も忘れずに行い、操作に不安がある相手にはサポートの用意も伝えましょう。事前のテスト接続を提案することも親切です。

件名に【】(角括弧)を使うのは必要ですか?

必須ではありませんが、【日程変更】のように角括弧を使うことで、件名の重要部分が視覚的に強調され、相手に内容が伝わりやすくなります。ビジネスメールでは一般的な書式として定着しているため、使用することをお勧めします。

最適な送信時間帯はありますか?

平日の9:00〜17:00が理想的です。特に緊急でない場合は、相手の業務時間を考慮して送信しましょう。早朝、深夜、休日の送信は避け、営業時間内での連絡を心がけてください。業界によっては慣習が異なる場合もあるため、相手企業の文化も考慮しましょう。

まとめ

社外への会議日程変更は、適切なマナーと表現を守ることで、信頼関係を維持する機会に変えることができます。重要なのは、迅速な連絡、適切な謝罪、相手への配慮の3つです。

「リスケ」などのカジュアルな表現は避け、常にプロフェッショナルな姿勢を保ちましょう。緊急時には電話とメールを適切に使い分け、相手の立場に立った思いやりのあるコミュニケーションを実践してください。

成功のための重要ポイント
・判明した瞬間の迅速な連絡
・電話とメールの適切な使い分け
・「リスケ」表現の回避
・複数候補と具体的な日程提示
・相手に応じた敬語レベルの調整
・誠実な謝罪と感謝の表現

今回ご紹介したテンプレートと原則を活用して、相手に敬意を示すプロフェッショナルな日程変更メールを作成してください。適切な対応により、予期せぬ変更も信頼関係をより深める機会として活用できるでしょう。

参考文献・引用情報